ファイナル・カードはデザイナーズデッキ(テーマに沿った構築済みデッキ)が多すぎなので、少しはテコ入れしようと思った話
どうも、書い人です。
いわゆる汎用(汎用性の高い)カードの話になります(反『デザイナーズデッキ』カード)。
テーマのある構築済みデッキ専用のカード群とは真逆で、単体のカードパワーが強く、出しやすいカードのことを指します。
具体例を挙げていこうと思います
◎カラフルマナ系カード
○魔力の都(キーピングカード)
・このカードが自分フィールドに表側表示で存在する限り、自身のマナプールに加わるマナは全てカラフルマナとなり、このカードの発動時に自身のマナプールに異なる色のマナがある場合は、それを全てカラフルマナに変更する(カラフルマナは全ての色のマナとして扱うことができる)。このカードの発動は無効化されない。
・このカードの発動時と、自分のターン開始時に発動する。自身のマナプールにカラフルマナ①を加える。
・このカードは自分フィールド上に表側表示で1枚までしか存在できず、またこのカードが自分フィールド上に表側表示で存在する場合、自分はこのカード以外のキーピングカードを発動できない。このカードがフィールドから離れる場合、代わりにカラフルマナ①をコストとして支払うことができる。このカードが表側表示でフィールド上にあるとき、自分は他の『マナを加える』効果をもつキーピングカードを発動できない。
□(説明)
・代表的なカラフルマナを使用するカードです。一部のマナカードは使用できません(カードのテキストに『このカードのコストにカラフルマナは使用できない』とか書かれているカードです。氷結の青の『極低温冷却装置』とか。カラフルマナが使用できると便利すぎます)が、かなり汎用性があります。
○チェンジ・マナカラー系カード
□(説明)
・マナの色を変更したり、任意のマナを自身のマナプールに加えることができるカード群です。コストは全体的に『魔力の都』より若干重めですが、非常に高い汎用性があり(最高クラスの汎用性?)、マナを使用するデッキの構築に幅を持たせることが可能です。手札事故(カードの引きが悪くてゲームが振りになってしまうこと)には注意。
◎マナカード
○DOOMS(ドゥームス)―死(デス)― 攻/守 500/500
・死へのいざない:このカードは通常召喚できない。このカードを召喚する場合、黒②をコストとして特殊召喚する。
・死鎌(デスサイズ):1ターンに1度、相手のキャラクターカードの効果の発動を無効にすることができる。この効果は相手のターンでも発動できる。
□(説明)
・最も代表的なマナカードかと思います。黒②でフィールドに出せ、毎ターン、自分と相手のターン交互に1度ずつ相手キャラクターカードの効果を無効にできるのは強いです(破壊はしません。無効にするだけです)。ステータスもアタッカーとしては申し分ないレベル(のはず)。コストと能力のバランスが非常に良くできたカードですね(自画自賛みたいですが、ちょっと違います)。ちなみに無制限カードです。1ターンに最高5回、相手のキャラクターカードの効果の発動を無効にできますが、さすがにそれはやり過ぎです。やり過ぎるとコストも重いし、デッキに入れるのは3枚前後くらいがちょうどいいでしょうね。
○グリーン・ドラゴン 攻/守 1000/0 2枚制限カード
・グリーン・デストラクション:フィールド上のこのカードは自分のターンの終了時に破壊される。
・燃える森:このカードが自身の効果で破壊される代わりに、緑①を支払うことができる。
□(説明)
・たった緑①で自壊を防ぐことができます。守備力が低い(というか0)のと、自壊以外の破壊耐性がないが欠点ですね。初期ライフの半分である攻撃力1000ポイントのキャラクターカードは強力なので、使い捨てにしても問題ないかもしれません。
○カウンター・マジシャン 攻/守 300/300 4枚制限カード
・対抗呪文:相手カードの効果が発動したときに発動できる。コストとして白①を支払って手札からこのカードを墓地に送るか、フィールドからリリースすることで、相手カードの効果を無効にし破壊する。このカードの効果の発動は無効化されない。このカードのコストにカラフルマナは使用できない。
□(説明)
・テキストの効果名でピンと来たカードゲーマーは多いかと思いますが、MTGのインスタント呪文カード『対抗呪文』から影響を受けたカードです。カラフルマナが使用できないのは欠点ですが、チェンジ・マナカラー系カードを使えば低コストで相手の動き(カード効果の発動、キャラクターカードの召喚以外)を妨害できます。
◎全体除去カード(破壊神デッキから引用)
○大災害の宝物(ほうもつ)(ファストカード)2枚制限カード
・相手のノンキャラクターカードゾーンのカードを全て破壊する。その後、相手はデッキからカードを1枚ドローする。このカードは自分のターンにしか発動できない。
○ビッグ・サイクロン(ファストカード)1枚制限カード
・自分と相手のノンキャラクターカードゾーンのカードを全て破壊する。このカードは自分のターンにしか発動できない。
○放射地雷クレイモア(ファストカード)
・相手キャラクターカードゾーン上に表側表示で存在する、守備力500以下のキャラクターカードを全て破壊する。
○ビッグ・バン(ファストカード) 1枚制限カード
・自分と相手のキャラクターゾーンのカードを全て破壊する。このカードは自分のターンにしか発動できない。
○アサッシネーション(仮)(ファストカード)
・コストとして手札を1枚捨てる。相手キャラクターカードゾーンに存在する表側表示のキャラクターカードを全て破壊する。このカードは自分のターンにしか発動できない。
○対衝撃爆雷(ファストカード)2枚制限カード
・相手の攻撃宣言時に発動可能。相手の攻撃表示のキャラクターカードを全て破壊する。
□(説明)
・ちなみに、上記にある『自分のターンにしか発動できない』ファストカードのことを、書い人は『スロウ(遅い)カード』と呼称しています。
・フィールドの全体除去は自分が劣勢だったり、自分フィールドにカードが出ていないほどボード(盤面)アドバンテージ(フィールド上の優位性)を稼(かせ)げます。
◎汎用除去カード、バウンスカードなど
○絞首台の縄(スリップノット)(ファストカード)
・コストとして次の自分のドローフェイズをスキップする(既にスキップが確定している場合、このカードは発動できない)。相手フィールド上のキャラクターカードを1体破壊する。
○人を呪わば穴二つ(ファストカード)
・コストとして手札を1枚捨てる。その後、相手フィールド上のカードを1枚選び破壊する。
○デコスケ 攻/守 100/100
・特攻兵器:このカードが相手キャラクターカードと戦闘を行うとき、ダメージ計算前にこのカードと相手キャラクターカードを破壊する。
○自爆攻撃(ファストカード)
・自分キャラクターカードゾーンのキャラクターカードを1体リリースして発動する。相手フィールド上のキャラクターカードを1体破壊する。
○串刺し落し穴(ファストカード)
・相手キャラクターカード1体の召喚・反転召喚・特殊召喚を無効にし、破壊する。
○サクリファイス・アタック(ファストカード)
・自分フィールドのキャラクターカードを1体リリースし、相手フィールド上に表側表示で存在するカードを1枚選択し、破壊する。
○デュアル・ハリケーン(ファストカード)
・自分と相手フィールド上のノンキャラクターカードを1枚ずつ指定して発動する。そのカードを破壊する。
○クラインの壺(ファストカード)2枚制限カード
・次の効果から1つを選択し、発動する。
①相手の攻撃宣言時に発動する。その攻撃を無効化し、攻撃宣言を行ったキャラクターカードを破壊する。
②相手の攻撃宣言時に発動する。その攻撃を無効化し、攻撃宣言を行ったキャラクターカードの攻撃力分のダメージを相手に与える。
○バウンス・バリアフォース(ファストカード)
・相手キャラクターカードの攻撃宣言時に発動できる。そのキャラクターカードを手札に戻し、バトルフェイズを終了する。
○バウンス・ハリケーン(ファストカード)3枚制限カード
・コストとして手札を1枚捨てる。相手フィールド上に表側表示で存在するカードを全て手札に戻す。
□(説明)
・どれも汎用性が大体高いですが、『デュアル・ハリケーン』では、破壊耐性を持ちやすい代表的な自分のキーピングカードを選択し、相手の伏せ(リバース)カードなどを破壊するのが常套(じょうとう)手段です。
・『クラインの壺』も非常に汎用性が高く、扱いやすいです。大体どのデッキにも入れられます。強すぎるので、2枚制限カードに指定しています。3枚以上入れられるのは恐すぎる
・ちなみに、このカードの元ネタは、小説『されど罪人は竜と踊る』に出てきたアザルリというキャラの『バアル・モート』という咒式(じゅしき、魔法のような科学技術)からきています。
・かっこよくて効果が凶悪なところを再現しました(笑)。さらにその元ネタは位相幾何学(いそうきかがく)などの『メビウスの輪』を3次元に置き換えた『クラインの壺(クライン体)』というもの。興味があったら、され竜、位相幾何学どちらかだけでも元ネタを調べてみてください)。
◎まとめ
・こんなところでしょうか。まだまだ汎用性のあるカードは考えられそうなので、出していきたいと思います。