書い人(かいと)のブログ

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現状報告・雑記を主に書いています!

IQが高ければいいというわけではない、仕事の話

どうも、書い人です。

IQが高いといろいろと便利だよなあ、とは思うものの、決して万能ではないよな、という話をしていきたいと思います。

◎IQが高いことのデメリット、平凡なIQであることのメリットなど

メリットは別記事の『IQが高いタイプの天才について』などで散々書いてきた気がしますので、今回は職務遂行上などのデメリットや、平凡なIQであることのメリットについて書いていきたいと思います。

○IQが高い、ただ理解したつもり程度の知的レベルでは人に教えられない

オロカ者の定義』で秋山仁さんが書いていらしたことになりますが、IQが高い人は百科事典を丸暗記するだけでちっとも使えない知識を頭にインプットしている、というような文章がありました。

真に頭のいい人(どう定義すればいいのかは分かりませんが、リチャード・P・ファインマンさんあたりが思い浮かびます)は別なのかもしれませんが、ちょっとIQが高い程度の人の場合はただすらすらと覚える、知るだけで応用力がなかったり、深い理解ほどまでは行かず、他人に教えるのが苦手だったりするのかもしれません。

なんとなくできる、天才だから、というような理屈で自己探求を放棄している人は、他人にそれ(なんとなくできること)を理解させる能力がないのかもしれません。

○IQが低い、あるいは普通の人が散々苦労して覚えたことは、応用や他の人に教えることが上手になれる

逆に平凡なIQの数学者を自称する秋山仁さんは、散々苦労して覚えたことは、本当に大脳を刺激して覚えたことだから応用が利く、といったことを著作の中で書いています。

事実、NHKの数学講座では教育番組としては驚異的な視聴率を上げたそうです。きっと普通の人に分かりやすい教え方ができる方なんでしょうね。

○頭の回転が速すぎると、小説が書けない?

村上春樹さんの『職業としての小説家』で聞いた(読んだ)話なのですが、物語というのは非常にスローペースなヴィークル(乗り物)で、頭の回転が良すぎると、上手く乗りこなせないということがあるようです(村上春樹さんは常々そう考えているそうです)。

個人的には非常に驚きました。
子どもの頃に『小説は難しいものだ』と思い込んだ原体験があったからかもしれませんが、小説の執筆というのは非常に知的な能力が求められる活動だと書い人は思っていたからです。

ゲーテ(ドイツの文豪)や芥川龍之介などはIQが高かったそうですが、じゃあなんで小説が書けたの? と言われると書い人にもよく分かりません。

ゲーテの『若きウェルテルの悩み』を読んだり、芥川龍之介の『蜘蛛の糸』を始めとする小説(主に短編)には興味があったりしますが、考察は今度にしたいと思います。

どちらも学術的な研究が成り立つくらいの作品でしょうし、書き方が大事かな?

◎まとめ IQが普通、あるいは馬鹿だからできることを大切にしようと思った

書い人も特別と言えるほどのIQではありません。

ギリギリで特別かなーくらいのものや、得意分野ならイケてる部分もあるかもですが、多少の才能と長い時間をかけた努力の賜物(たまもの)であることの方が多いはずです。

ぶっちゃけ頭の回転を落とした方が良いこともあるのかな、とかなり考えました。誰かを馬鹿にしているわけではありませんよ?

さんざん賢さを追求する人生だった気もするのですが、普通の人にしかできないことも大事にしようかと思いました。