【Neru】マイネームイズラヴソング【ボカロアルバム・CD】
どうも、書い人です。
今回は自分の好きなCDの紹介記事になります。
□マイネームイズラヴソング アーティスト名 Neru
◎このCDについて
大好きなNeruさんの2ndアルバムです。後にインタビューで『いい子を演じすぎていた』などと語っていたような気がしますが、そうかなあ?
◎楽曲紹介
○世界を壊している
歌詞がタイトルで締めくくられる良曲。才能やら運命の残酷さを語った曲なのかな。
「何者にもなれない」「こんな人生なんて僕は」「才能は凡人以下」など、ビンビンくるワードが胸に響きます。
○人生は吠える
自分の才能やら人生、境遇などを犬(自分自身の飼い犬)に例えたのでしょうか?
基本的に見放したいが、どうしようもない、みたいな曲。『世界を壊している』ほどではないが「最下位の人生」など、刺激的なワードが豊富です。
○イドラのサーカス
イドラはアイドルのラテン語読みで、偶像を意味するそうです。
歌詞以上にメロディが良いですね、正直。
スタイリッシュという感想が(ネット)でありましたが確かにそんな感じ。
ジャンルはロックなのでしょうか? 歌詞に関しては一部をピックアップするより全体を聴いたほうがいい感じですね。雰囲気とかノリが良い曲です。
○アノニマス御中
アノニマスは『匿名』という意味らしいです(某ハッカー集団とは多分関係なさそう)。
出だしの「許してくれ 空いた操縦席はたった一つなんだ」からだいたいどんな曲か想像できますね。
今までのNeruの曲を聴いてきたなら特に分かりやすいです。
わりと過激な歌詞がありますね。このCDの流れにふさわしい1曲だと思っています。
『世界を壊している』と感想はけっこう被ります。別の伝え方をした双子とまでは言いませんが、良く似ているような気がします。
○ばいばい、ノスタルジーカ
場違い感が漂う唯一明るいポップな曲(のはず)。
Neruさん本人の楽曲紹介で、「確か、彼女の名前はノスタルジーカ。それ以外のことはよく覚えてないんだ。」と書かれていた、ある意味衝撃的な告白的な紹介文です。
なぜかと言うと『大人になっても君のことは忘れない』的な歌詞がたくさん散りばめられているなかで、この楽曲紹介ですよ。
やっぱり暗い?というか、月日の流れは残酷だ、みたいな曲なんでしょうか、実は。
珍しくファンタジックな世界観で、2人の男女の物語(男の子の心情?)の曲なっています。動画もあるのでお勧めです。
○ハリボテ
また暗い、というかダークな曲に戻ります。
「ポンコツのプライドとイカれた才能 蹴落としてしまいたい」「ハリボテを纏(まと)うパラノイアになっちゃうぜ」など、それ以外にもキレッキレなNeruさんの作詞能力が出た曲ですね(多分。素人なので断言しづらい……)。
ロックででノリに乗れる曲です。
○FPS
自分の中では、本アルバム最高峰の曲です。
FPSがファースト・パーソン・シューター(シューティングゲーム)の頭文字です。
戦争・銃撃戦ゲームの一種ですね。コール・オブ・デューティーとかキルゾーンとか、いろいろあります。
この歌は「そんな気味の悪いゲームがあったらしい」みたいに歌詞で書かれていて、まあ話(楽曲)の中ではリアル・ウォーです。
出だしの「ポップコーンのように弾けたミサイルとヒトの波」から既に震えがきます。戦争やな。
ノスタルジーカとは大違い! 全ての歌詞が良いので、あえて細かくは載せません。まずは1回、聴いて欲しいです。動画もあります。
○脱獄
ディストピア(管理社会・反理想郷)か、圧政者が支配する街なのか、自分たちが生きる場所を監獄(牢獄?など)に例えた世界観です。
物語的に歌詞が展開されます。よくできた小説を読んでいるような気分になります。個人的には映画化希望(笑)。
曲名の通りそこから脱出(脱獄)しようとしますが、どうなるかは曲を聴いたり動画を観てください。
個人的には後から出た(はずの)動画を見て驚きましたね。てっきり登場人物2人で……(脱出しようとする)だと思っていたので。曲調はロックで哀しげです。
○洗脳
『歌詞の治安が悪い』ってよく言ったものですね(Neruさん本人かファンの言葉。多分Neruさん)。
『FPS』、『脱獄』、『洗脳』で思いっきり治安が悪いです。
個人的には2分30秒からの「頬を伝った 涙の跡を」あたりのメロディとかが良いですね。
歌詞全体が凄く良くて、これもどれか一つか複数を選ぶことができない感じです。1曲としての統一感が非常に良い名曲です。
○テロル
テロルはテロ行為のことです。古くは圧政者そのものを指しましたが、この曲では現代的な意味だと思います。
行き場のない心について歌った曲なのかな。メロディだけ聴くと明るい曲だと勘違いできそうな感じで、ちょっと疲れているような感じも表現しているように思えます。
やっぱり歌詞全体が良い曲ですね。歌詞の治安は相変わらず悪い(笑)。
○マイネームイズラヴソング
アルバムのタイトル通りの曲キター!!!って感じです。
「場末の路上でギターを鳴らしては 行く当てのない思いを積み上げた」、っていう出だしから、安定のこのアルバムを象徴する楽曲な気がします。
締めくくり(トリ?)の楽曲だから、なにか特別なことを書きたいのですが、正直あまりないや。安定感のある曲だと思います。