【幸福論？2】統合失調症にも感謝できるようになった、自分の話

どうも、書い人（統合失調症、障がい者手帳・精神障がい2級持ち）です。

統合失調症、その他自身の障がいに感謝できる人はどれくらいいるんでしょうか。

ちょっとその日調子が良いからなどで、浮かれているわけではありませんよ。

○考え方次第で、『呪い（カース）』が『贈物（ギフト）』に変わる

こういう考え方ができるようになるまで、発症から約12年の歳月が必要でした。最近やっと調子が戻ってきたのは事実ですが、前向きさを失わなくて本当に良かったです。

まあ、統合失調症は『呪い』みたいなものだと思っていました。今でも、本当につらいときは地獄のようだった（幻聴だらけ、とか）と思いますし、それは否定できません。

安易な頭ハッピーな人とは違います。約12年間鬱々と苦しんだ上で、『統合失調症で（でも）良かった』、と言っているということです。

この病気になったおかげで失ったものもたくさんあると思いますが（でもまだ許容範囲・笑）、手に入れたものもたくさんあります。

今は調子の良さ・快復も相まって、おおむね全ての歯車がかみ合っているような気がします。

○能力はなかったが、時間だけはあった

この病気のおかげで、必然的に、自問自答する時間がやたらと与えられました。

あまり脳機能が働いていたとはお世辞にも言いづらいのですが、ヘタクソ・病人なりに考えるだけはしていました。

無駄足はたくさん踏んだのかもしれませんが、思考の迷路の道の行き止まりを1つ1つつぶしていく感じでした。

とにかく、人生に向き合えました。

悩んで悩んで、悩みまくった結果、そこまで深刻に悩まなくなりましたね。どこか心の深いところでなにか（悩み？）が解決したような気がします。

心の整理整頓がだいぶついたというか、決断即行動が多くなりましたね。やる気に満ち溢れています。

○同じような障がい者に偏見を持たなくなった

書い人は健常者でした（変人ではあったとは思いますが）から、障がい者には若干の偏見がありました。

素直に嫌だな、というのが昔の率直な感想です。

いざ自分がなってみて、自分や他の人に触れると、まあそれぞれ事情があるんだな、というのが分かりました。

電車内とかで大声を出したりしている大人は問題だと思いますが（汗＆怖い）。

誰か病院に連れていってやってくれ。ああいうのは統合失調症の急性期（1～4ある段階の2番目で、おおむね1番ひどい症状）とかなのかな……。

病院に入院していた時期でも、そこまで極端に思考回路がおかしな人は少なかったです。

まあそりが合わないのは別として、コミュニケーションを取るか、敬遠するかくらいの選択肢はありました。

○真面目に努力できるようになれた

病気で認知機能が落ちて、どんなに頑張っても全然頭に入らない、または1日前後くらいしか学習した記憶が持たないという辛い経験があったため、努力できるようになった現在の能力を書い人はとても大切にしています。

素直に、頑張って成長できるって良いな、素敵だな、と思っています。

人とは、既に持っている能力には目もくれず、ないものを追いかけすぎるのかもしれません。今ある能力を大切にしたいですね。

・書い人的には、もっと料理の才能や能力を伸ばした方が良いのかな……とか思っていますが。まあこっちの（書い人自身の）話ですね。

○辛いことに敏感になり、すぐに対処できるようになれた

どんな病気であれ、我慢はダメなんだと思うようになりました。

無理すれば無理するほど、自分が追い詰められていくので、自分から気付くのは非常に大事です。

書い人の場合は自分で気付けないのも症状の内だった気がするんですが（気付けないように催眠・暗示にかけられる、みたいな感じ）、今は少しでも（心身関係なく）身体の不調があったらちゃんと休むか、医療機関に頼るようにしたいと思っています。

人生においても同じで、助けてくれる人や施設など（障がい者支援の専門機関など）には素直に助けてもらったほう良いですね。

利用できること・ものは利用してください、と、他の障がい者などにも声を大にして言っておこうと思います。少し表現が乱暴だったらすみません。

○まとめ　今が幸せならそれでいいのかな（かもな）、過去がどうであれ

喉元（のどもと）過ぎれば熱さを忘れる、とか言えるほど楽観的で安易なものではないのですが、まあ確かに、過ぎれば楽ではありました。

約12年かそれ以上かかっていますし、まだまだ長い（一生の？）付き合いになる可能性は高いですけれど。

本当の幸せって、過去や未来なんてどうでも良くて、現在（今）をしっかりとかみしめられる状態なのかもしれませんね。

もう少し人生に余裕は欲しいですけれど、まだまだこれからですし、適度には頑張れます。

いろいろなことに挑戦して、頑張って結果を残したいですね。