【オリジナルゲーム】『ロール』開発感想【ツクール】(RPGツクール版)
どうも、書い人です。
自分は、オリジナルゲームの『ロール』ともう1作のRPG(ロールプレイングゲーム)を作っていたのですが、その感想(主に『ロール』のもの)を書いていきたいと思います。
『ロール』の設定などは、こちらを参照してください。職業名などの設定はおおむね同じです。
使っていたツクールは『RPGツクール2000VALUE!』というソフトでした。
○RPGツクール(ツクール)とは
比較的簡単にRPG(ロールプレイングゲーム)などが作れるソフトのことです。
CD-ROMですので、使うにはパソコンが必要になります。
キャラメイキングはもちろん、アイテムや魔法、敵の細かい設定、疑似的なプログラム(スイッチなどと呼ばれます)を利用したゲームの進行の管理することなど、いろいろできます。
ちなみにRPGツクールでゲームを作る人のことを主に『ツクラー』と言います。
◎ツクール2000で苦労したことなど
○スイッチ、細かい仕様など
最初に苦労したのはスイッチ、そして細かい仕様の把握でしたね。
『ロール』のときは、ツクール2000のCD-ROMが届いてから徹夜して30時間ほど、ほぼ休憩なしでガリガリ進めたのが記録にあります(ひええ)。
休憩後以降も苦労していますが。
アイテムなどの順番も、開発画面で変更してしまうと遊ぶゲーム中のアイテム欄で並び順が変動してしまい、ソート・入れ替え機能もないのでけっこう大変なことになります。スペース(空白)を空けるなどして後から変更が利くように注意しました。
スイッチは簡易なプログラムのようなもので、実際、プログラムの勉強にもなります。
プログラマーの方がやれば、ああ、と簡単に納得してくれるものだと思います。
主にキャラクターの動作に連動して、スイッチをONまたはOFFにすることで話が進んだり、進まなかったり、バグになったりします(直球)。
たとえば、この記事を読んだ場合、読者さんのスイッチをONにして『読了』~などといったスイッチに設定すると、読まれたら読了になります。
読まれていなければ(スイッチがOFFの状態の場合)未読ということになります。
それによって物語(シナリオ)に分岐を生じさせたりさせられるわけです。
スイッチはツクールの肝(きも)であり、最優先で理解したほうが良いツクールのシステムですね。
やれば分かると思いますし、ロールプレイングゲームなど、電子ゲームを遊んだことのある人ならすぐにピンと来るでしょう。
○毎ターンごとに発動する魔法
思い出すのが自作ゲームの『剣士(ソードマン)』だけが使える魔法に『リジェネレート』というものがあった(書い人の自作魔法)のですが、毎ターン一定量HPを回復するという優れもの。
なんですがスイッチ的には全然優れていなくて、敵ユニットを1体1体指定して戦闘用のスイッチを入れる必要がありました。
つまり、盗賊×2が相手のときの『リジェネレート』の発動用、戦闘スイッチ。
ドラゴンが相手のときの『リジェネレート』の発動用、戦闘スイッチなど、全部に適用する必要があったのです。
しかも発動したターンからHPを回復してしまう。プレイヤーからしたら便利かもしれませんが、不自然ですよね。
最新のツクール(ツクールMVなど)ではさすがに改善されて、毎ターンスキルを発動するようにスイッチなどが初めから設定(プログラミング)されています。あとは数値などをいじればOKです(そのはず)。
便利になったものです。近頃の若いもんは楽でいいよなー。冗談です(笑)。
○状態異常『毒』の設定
他に苦労したことといえば、状態異常の毒の設定ですね。
戦闘中ではターン経過で治るようにして、戦闘中に毒が治っていない場合は移動するとダメージが発生するようにしたかったのですが、2000では仕様上、無理でした。
『(数ターンで)自然治癒』がONになっていると、戦闘後には必ず毒が治ってしまうようです。
調べてもマニアックなサイトさんに1件しか情報が載っていなくて、かなり苦労しました。
結局、毒に関しては1度なると、アイテムを使わない限り絶対に治らないようにしました。
少々強引ですが、解決手段としては妥当かと思っています。
○装備するとステータスが増減する装備品
非常に大変でした。
最初は自己流でやってみたのですが、例えばHPが増減する装備(2種類)の場合はカウントがストップするまでHPが増大するか、逆に減る場合は1になってしまいました。
結局『YADOT』(http://yado.tk/)さんというサイトを見ることでなんとか事なきを得たのですが、最初に考えた人は天才かと思えるようなすごい解決策(http://yado.tk/2k/07_aitemu/012_soubi_hpmp/)でした。今では納得していますが、最初は狐につままれたような気がしました。
○冒険者パーティ(冒険者チーム)の前衛・後衛などの設定ができない
これも仕様だったのですが、パーティの前方(前衛)のキャラほど攻撃を受けやすい、などの設定がツクール2000ではできなかったので、それは少し残念なポイントでした。
最大で4人までのパーティ(チーム)が組めますが、攻撃を受ける可能性は4人の場合25%ずつなんでしょうかね。
検証はできませんが、たぶんそうだと思います。
これについては仕様なので、すっぱり諦めました。
もしかしたら方法があるのかもしれませんが、多分最初からゲームをプログラミングした方が早そうな領域(レベル?)の気がします。
◎まとめ 大変なことだらけだが、楽しい
だから続けられる、というのは大きいです。何らかの形で、完成品ができたら公開したいと思います。