【朗報】漫画が描けない書い人、小説でしか表現できない方法を自作小説内で多用する
どうも、書い人です。
なんとまあ挑発的なタイトルでしょう。
別に漫画表現に対するアンチのつもりでは一切ないので、最初にそれを断っておきます。
小説(執筆)では文章でしか表現できないことを大事にしようね、くらいの内容です。
○世界観を細かく描写しても怒られない
物語の導入部分で世界観をしっかり描写している漫画作品は少ないです。
あるいは説明のいらない現代にするとか、あとあと説明するつもりで上手く秘匿するとかですね(『ワンピース』や『進撃の巨人』の設定などがそうですね)。
小説(小説執筆)ではこれができます。あまりにも長々と描写したり、冗長に表現したりしすぎない限りは容認されると思っています。
○具体的に描写しすぎなくても良い
あくまでも例えですが、『敵国と同じような兵器だが、デザインなどの細部が異なる』などの表現が可能です。
漫画だとどう具体的に違うのかを絵で表現する必要がありますが、小説は軽々しく描写できてしまいます。
はっきり言いますが、多少不勉強でも比喩表現などを駆使すればどうにかなってしまうものでしょう。
○絵で表現しようとすると、とてつもない労力がかかるものでも、低コストで表現できる(その場合もある)
前項目にも繋がりますが、大勢の人の描写や壮大な景色、風景などの描写は小説の得意分野だと思っています。
何百、何千人の人が動いたりするのは漫画やアニメでは大変すぎますが、小説では1行で済む場合すらあります。
○カプセル化で読者の想像力を動力源に羽ばたける
なんか難しげですみません(笑)。
カプセル化というのはSEやIT関連の用語で、具体的な中身を隠して、でも外部からは動作させられるといった考え方です(不正確だったらすみません)。
自動車の仕組みを完全に理解していなくても、ハンドルなどの操作で運転ができるのと同じような感じですかね。
この考え方を小説に例えると、そこまで具体的に描写しすぎなくても、読者さんの想像や妄想で小説の描写が補われる、と考えられます。
無論、作者自身はしっかりと内部について考えておくのはとっても重要ですが、良い読者さんは案外、素直に作品を考察してくれるのかもしれません。
執筆した人、自身が考えもしなかった評論やその後のアイデアなどが出てくる可能性すらあります。
○まとめ 書い人の執筆傾向
書い人の小説は地の文(セリフ以外の文章)が多めの傾向があります。
小説らしさを最大限利用した、まさしく絵の描けない人向けのエンターテイメントを目指しています。
この場合、1番楽しんでいるのは、作者たる書い人自身ですが……。
でも、作者が最初に楽しめない小説なんて、他の誰が楽しむんでしょう?
商業のことだけ考えている作家なら、夢と現実を切り離して、完全読者目線(読者優位)で書いて儲けているのかもしれませんが、なんか悲しいやり方のような気がしてなりません。
まずは、楽しむのが第一ですね!!