書い人(かいと)のブログ

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現状報告・雑記を主に書いています!

【小説紹介】『されど罪人は竜と踊る』の登場人物の戦闘能力など【ネタバレあり】

どうも、書い人です。

自分が大好きな(暗黒)ライトノベルされど罪人は竜と踊る』(著:浅井ラボ)の登場人物の戦闘能力をネタバレありで紹介したいと思います。

設定は、基本的に21巻時点の情報に準拠しています。

最低限の基礎知識は1巻の記事を参考にしてください。

以下、ネタバレを含みます。

多分今まで一番長い記事になりました(1万2000字くらい)。我ながら気合入ってんなあ……。

まあ、され竜、大好きですし。

☆主人公たち

○ガユス

赤毛で特殊な分析などに活かせる眼鏡をかけた長身の男性。多分23歳。

とてもその年齢とは思えないほど知識が深く、咒式(じゅしき)は化学錬成系を主に使用する。

応用力がとても高く(本人は1撃で相手を倒せないがゆえだと言っていましたが)、化学錬成系第七階位の禁咒『パー・イー・モーン』(核融合の炎を放射する)を必殺技として、様々な咒式を連打できる。

相棒のギギナがその街(エリダナ)で最強の剣士ということもあって、接近戦もある程度はこなせる。

使用武器は魔杖剣(まじょうけん)、断罪者ヨルガと贖罪(しょくざい)者マグナス(短剣)だが、2刀流というよりは状況に応じて使い分けている。

マグナスは高位咒弾が装填されている事が多く、ここぞという時に使用している模様。

ギギナ

フルネームはかなり長いです。書い人は暗唱できますが(笑)。

銀髪の生体系咒式士の剣士(剣舞士)であり、身長は196センチで、徹底的に鍛え上げられた肉体と美貌を持つ。戦闘マニア。

女性に超モテるわけですが、本人はあまり気にしていない様子。かなりの家具マニアで、椅子のヒルルカを自分の娘と言い張っている。

激戦時でもガユスの救援よりヒルルカの救助を優先したりしたこともありました。ひどい。

生体強化系第5階位『バー・エルク』(全身の筋力強化、脳のリミッターを解除することなどにより、常人の10倍~100倍の超剛力を発揮する)を必殺技として使い、ここぞという時に発動させています。

20メートル近い金属の巨体である古き巨人(エノルム)を小技の連打と『バー・エルク』で小手返しをした(ぶん投げた)のは、個人的な名シーンです。

第六階位以上の咒式を使用する場面がなく、伸び代に疑問がありますが、本人が戦闘狂なのでどうにかするはずだと信じています。

また、『モラックス』を始めとする治癒(ちゆ)咒式も取り扱える、軍医(ヒーラー、回復役?)のような役目もあります。

腕が戦闘中に千切れても、その場で癒着(ゆちゃく)させるくらいはできます。あとは各種の毒の治療とか。

武器はかなり大型の魔杖刀である『屠竜刀(とりゅうとう)ネレトー』。

その名の通り、竜を屠(ほふ)るための刀ですが、対人戦、対異貌のものども戦とわず、器用に使いこなしています。

☆モルディーン12翼将(翼将)

策謀の天才である、モルディーン枢機卿(すうきけい)長が率いる『ツェベルン龍皇国』最強の部隊です。

序列の下から順に紹介しています。若干欠員が出たり、序列の順序が違う場合もあるかもしれません。

設定が安定しない作風なので、そこは諦めてください。

キュラソー

コウガ(甲賀)忍者集団を率いる女性。モルディーンの秘書でもある、常識人にして苦労人。

生体生成系第七階位『オー・クヌス』の咒式により、100人の実体に分身することが可能。100体がそれぞれ咒式を放つことができる。

化学錬成系の高位爆裂咒式も使える模様。接近戦もギギナほどではないがかなりのやり手。

○ジェノン

『千貌のジェノン』の2つ名を持つ。モルディーンの影武者の中では一番良くできている存在。変幻士。

とにかく影が薄い。本人も気にしている。

生体変化系咒式の使いすぎで、男だったのか女だったのか、過去の自分ですら忘れている。

周囲の物質を取り込んで、竜(の、ようなもの)に変化したりした。

○ベルドリト

咒式にて確率を操る虚法士(きょほうし)。

可愛らしい容姿をしている。兄のイェスパーとは二卵性双生児の双子(弟)。母似で、父似のイェスパーとは全く似ていない。

火竜などを咒式で封印し、戦闘時に使用する。

また、確率を操ることで量子透過(すり抜ける)を行うなどができる。

実体のない確率の刃を生み出す、数法量子系第七階位『アリ・オーク』が必殺技。

21巻ではエノルムの皇の片腕を召喚して、世界最強格の龍の攻撃を止めていたりもしました。

○イェスパー

暗殺と闘争の専門家、『皆殺しのラキ家』の当主にして、化学鋼成系咒式の使い手。

化学鋼成系の基本である、第一階位『ベリス』を最高9重(×2)発動できる魔杖剣『九頭竜牙(くずりゅうが)剣』と魔杖短剣の『九頭竜爪(くずりゅうそう)剣』の2刀流。

伸縮自在の刃が得物です。

化学鋼成系第六階位『プー・ウル・ソーン(初出時はプール・ソーンでしたが、後に咒式名が被ったのでさらにその後の巻では変更されています)』で、組成に乱れのない強靭な理想金属を生み出すなどができます。

さらに正当剣術の達人でもあります。師は翼将筆頭のオキツグ。

○ウフクス

このあたりから、化物・怪物度が極端にアップします。

2つ名は『腐食のウフクス』。エルフのようなアルリアン人の女性。

『大事故』で祖国を崩壊させ、13万人を殺害しています。極端な生物嫌いで生物恐怖症。

そのわりには生体生成系の使い手。ツンデレ

主に咒式による細菌とウイルスを生み出して広範囲の敵を殺戮(さつりく)する戦略兵器とされています。

自身の身体を細菌とウイルスで代替する生体生成系第七階位『カビウ・カムリ』にの咒式を使い、不死身に近くなっています。

生物の脂肪を爆弾に変換・置換する細菌を広範囲に散布する『ベルフェ・ゴー』、他には兆どころか京の単位に達する膨大な数(視認できるほど)の細菌を呼び出して、生物を肉ゼリーに変える『オリヴィ・エル』なども使います。

ちなみに魔杖剣などを用いない、特異体質(物理干渉能力?)の持ち主。咒力量も下位翼将とは桁が違うはずです。

○シザリオス

2つ名は『正義超人』(?)。

3メートル近い巨体の持ち主で、『ドレイドンの惨劇』(詳細不明)の唯一の生き残りだそうです。

化学系、電磁系、そして稀有(けう)な重力系を操る、破壊に特化した戦略兵器です。

ウフクスと組むことが多く、彼女はうんざりとしている模様。

間違った方向の正義の信念を持った正義の味方です。

咒式の原理を一切知りませんが、本職は大学教授で、咒式学ではなぜか2つの博士号を持っています(どういうことだ……)。

当然ながら、魔杖剣が要らない特異体質です。

必殺技は『なんとか波』。正式には重力力場系第七階位『クシャ・ア・ランジャ』。重力波を前方に放って圧搾します。1巻で出てきた、『べへ・モー』の放射版? 

シザリオスも『べへ・モー』も使いますが。

漢字で書いた場合、咒式名に『悪』ってついているけど、多分気にしてはいけない(笑)。

○アザルリ

全身を包帯で覆った浅黒い肌の男。

名前の由来は字瑠璃(あざるり)。咒式名から名付けられた仮名。

その正体は、カンザール(地名)の大穴事件で15万人を殺害(消失)させた世界の敵30人の1人、『ギルレイン』。

本人はギルレインという名前を全く気にいってない様子。何らかの忌み名(いみな)なのか。

殺人狂であり、基本的に人間しか殺さない、というか殺したくないだけで他も殺せる模様。

クラインの壺を適用した咒式、超定理系第七階位『バアル・モート』の使い手。次元に干渉し、一切を吸収反射します。

人に巻き込んだら、全身が生きたまま裏返しになります。嫌すぎ。

ガユスの核融合咒式『パー・イー・モーン』ですら吸収・反射しました。もちろん特異体質。

他にも小蝿(こばえ)払いと称して化学鋼成系第六階位『ヴェル・ペイヤー』を使用します。炭素でできた超繊維を生成、アルミニウムの半分の軽さで、鋼鉄の二十倍の強度を持つとのこと。アザルリの包帯の正体です。

強靭な装甲となるほか、展開させればありとあらゆるものを切り裂く刃にも変貌します。

アザルリは咒式が強力なだけでなく、ギギナ並かそれ以上の奇術のような体術も用い、凄まじい怪力を発揮しています。

また、2000年前に『救いの御子(キリスト?のような存在)』から委託され、『裏切る』という形で処刑に関与した存在でもある。本名(?)はイェフダル。

早い話が、ユダ。聖十二使徒の1人。

○カヴィラ

2つ名は「うつろわぬ者」。

喪服のような漆黒の衣服をまとう淑女。

出番は少ないですが、使用した咒式は数法式法系第七階位『アズ・ボーガ』。

メンガーのスポンジを応用した咒式で、凄まじい苦しみとともに生物を無限に引き伸ばして事実上消滅させます。巨人の軍勢に大して使用。

○クロプフェル

2つ名は『聖者』。

咒式結界の達人で、翼将第二席のヨ―カーンと交代で龍皇やモルディーンの守護結界を担当している模様。500年前の龍皇国の建設にも関わったらしいです。

過激派宗教組織が皇宮ギネクンコンに向かって放った、展開に13年の時間を必要とする数法量子系戦略級『イドゥー・ウァン』を「肩が凝った」程度で反射させてみせた。

超定理系第七階位『ラー・ファ・エイル』の咒式を使った時は、周辺の重傷者を軽々と治癒してみせました。素粒子レベルで時間を逆行させて、身体を治します。

また、極めて強大な咒式干渉結界、数法量子系第五階位『アーシ・モダイ』でアザルリの咒式『バアル・モート』を片腕ごと消滅させたりしました。

○バロメロオ

2つ名は「軍神」。

1万体からなる、擬人(クンスツ、早い話がアンドロイド)の兵団を単独で指揮しています。

本人の咒式能力も非常に高く、数法式法系第七階位『サバニャ・マーリク』では108種類(芸術家の作品を咒式で再現している?)の強大な咒式を発動できる模様。

アザルリの咒式には『誤次元(五次元)の食卓』を再現し、軽々と『バアル・モート』を破ってみせました。

○ヨ―カーン

2つ名は『大賢者』。大陸(ウコウト大陸?)第2位の咒式士とのことですが第1位は3人並んでいるので実質4位とかかも(笑)。

かなりの皮肉屋で、ひょうひょうとしている。

数千年前から生きているようで、歴史の各所に出没しては、基本的に余計なことをしまくっています。

超定理系を含む全系統の咒式を完全に会得している人物とされる(といっても、アザルリの『バアル・モート』など、一部使えない咒式もありそう。物理現象なら大体なんでもアリな咒式だけに、把握しきれていないものもたくさんあるはず)。

空間転移咒式を翼将で唯一使用でき(咒式名は不明。また、レメディウス方程式の応用らしい)、アザルリを翼将筆頭のオキツグとともに捕らえてネトンゲス監獄に封印していた。

翼将の現状(主に下位の4人の実力不足)を嘆いている模様。

また、周囲には8つの宝玉を天体のように浮遊させており、それぞれ強大な異貌のものどもが封じられた『エミレオの書』(後述)とのこと。

要するにモンスターボールポケモン)です。

21巻では封印から解放されかかった、1万年以上を生きた『龍』の再封印にこの宝玉の1体『空喰いペルリチャーグ』を贄(にえ)として使用しました。

○オキツグ

サナダ・オキツグ。2つ名は『最も疾(はや)き刃』。

世界最強の剣士。

数字が少なくなるほど強力になる、番号を振った魔杖刀を99本所有しており、陸(六)の刀である『冥法村正(めいほうむらまさ)』は次元を切断する刀。

間合いは雲まで届くほど。『バアル・モート』を強化した咒式、超定理系超階位『オシリス・イシス』を発動したアザルリごと両断しました。

ほかにも二〇〇メートルを超える軍神『摩利支天(まりしてん)』を封印した十三番目の刀、『三日月宗近みかづきむねちか)』などを持ちます。

最新刊の21巻では、2000歳を超える長命竜(アルター)の展開した光(?)の極大咒式を発動と同時に村正で切り裂くなどの神業を超えた神業を見せています。

村正の咒式(名称不明。多分、超定理系超階位)は相当燃費が悪いのか、何度も連発はできない模様(模様多いな!)。

☆踊る夜

最重要指名手配犯、『世界の敵の30人』のうち8人による連携集団です。

世界中の国家や組織などを相手にして生き残っている世界最悪の犯罪者・咒式士たちになります。

全員が10億イェン級以上の賞金首です。さらに各国により、数倍に上乗せされている模様。

○幻惑のハイパルキュ

箱頭の怪人。道化(ピエロ)のような存在。

ハイパルキュは『名無し』という意味で、世界最高の歌姫・『ルル・リュー』の誕生に大きく関わっています(詳しくは本編17、18巻を読んでください)。

後述するワ―リャスフによって物語の26年前に作られた存在で(ちなみに出版当時の書い人の年齢と同じで嫌な気分になりました)、情報生命体であるとのこと。

他人の身体(死体)を乗っ取り、分身・不死身の存在として暗躍します。

レメディウスの力によって情報を固定化され、単一の存在になり、ガユスたちに倒される。

主な使用咒式は超定理系咒式(階位は不明)『グリ・ムア・イソボス』。

童話災害咒式(グリム童話と作家のイソップが元ネタかな?)であり、最終的には咒式による核爆発が起きます。

コキューシア(地名)大爆発では15万人が死亡(殺害)しています。後遺症などに苦しむ人たちは14万人以上とのことです。

謎掛けをしていき、最初は答えられないと、全身から茨(いばら)が噴出して無残に死にます。その場から逃げ出そうとしても同様です。

『私の正体はなんでしょう?』という謎掛けは普通にわかりませんでした。原子番号配列の並んだ場所で、ヒントはハイパルキュが情報生命体であること。答えは18巻で。

○死都からのイルソミナス

黒いドレスを着た女性。

生体強化系第七階位『ジョク・イーン』で15万本の髪の毛をアザルリ同様の炭素超繊維にして自由自在に操ります。

咒式を通して強化された髪の毛は感覚器官の結界(数キロ以上伸びる)ともなり、また髪の毛による100体以上の分身も可能らしいです。

ラカンナム市を消失させたことからそう呼ばれている模様。

是空大僧正

是空が名前です。おそらくは日本っぽい国(ヒナギと呼ばれています)から来たのかな?

悟りを開くために間違った方法で民衆を虐殺(どれだけ間違えばそうなる?)したそうです。

1人妖怪ウォッチとか呼ばれません(書い人が勝手に名付けています)。

東方の異貌のものども、妖怪(『夜叉首(やしゃくび)』など)を召喚して戦います。

ガユスの『パー・イー・モーン』(核融合の炎。20巻当時で絶好調のガユス、数万度に達していました)を東方の咒式干渉結界で完全に防いだりしました。

○逆さ紳士のアズーリ

大体いつも逆さ吊りになって登場する世界の敵です。異世界に触れたアズーリンと言われていました。多分『禍つ式』の世界だと思われます。

多数の『禍つ式』たちを従え、複雑な部品の組み合わせであるはずの観覧車を咒式で一瞬で作り出すなど、異様な能力を有しています。

20巻の戦闘描写から、ギギナを軽くいなすほどの腕力も持つようです(世界の敵って大体みんなこんな感じですが)。

○雪寂(せつじゃく)のソトレリツォ

『氷雪公主』という冬の支配者的な、異貌のものどもを従えている男。

使用咒式は化学錬成系第七階位『プラアム・ジース』。数万から100万トンまでの水(水分子)を操る単純な咒式ですが、津波がどれだけ悲惨な災害になるかはご存知の通り。

○法廷(ほうてい)のゴゴール

全身を黒い装甲で覆った巨人。

正体は(旧)アブソリエル帝国の大法官ゴゴール(女性)が咒式によって不老化した姿。

爆裂に砲撃、核融合咒式に、成立すれば即死の理不尽な法廷咒式(原文ママ)を使います。

20巻ではネデンシア人民共和国に襲来し、穀物地帯ごと戦略級核融合咒式で焼き払われますが、装甲の表面が少々溶けただけという無敵さを誇りました。

その後、世界最強の攻性咒式士、ミルメオン(後述)と戦い、理不尽な法廷咒式を使用しますが、さらに理不尽な理由でこの世から消えます(原文ママ)。

ミルメオンの訳の分からなさは後述します。

○調律者ワーリャスフ

アザルリとは腐れ縁で、殺し合ったこともある。当時の会話から、心臓が複数ある模様(副臓器くらい珍しくない世界観ですが)。

救いの御子に仕えた、聖十二使徒マルブディアその人でもある。

この世の根源知識や究極理論などを手にするために暗躍している存在ですが、自分の得たいもののためにはどんな犠牲も厭(いと)わない最悪な性格をしています。

九頭竜や小鬼など、使い魔をそれなりに従えているようです。

20巻ではその場に居合わせた4万人を2体の伯爵級大禍つ式(アイオーン)の超咒力とワ―リャスフ自身の咒式で再現した、超定理系超階位(神罰咒式)『ゴドーム・ソモーラ』(元ネタはソドムとゴモラの伝説)で強制的に塩に変換、殺害します。

ガユスたちも危うく死にかけましたが、翼将ウフクスとシザリオスの介入で助かっています。

その後は、竜族、禍つ式、古き巨人の強力な派閥と大盟約を締結し、表舞台に上がってくるようです(21巻の内容)。

○氷炎(ひょうえん)のダルセーノ・ウーディース

氷炎の王または一度目の男とも。踊る夜の実質的な中心人物らしいです。

巨大化が著しい、黒社会を取り仕切るアイビス極光社の長。

紫色の指輪『宙界の瞳(ちゅうかいのひとみ)』を持つ謎の男。

光の翼の咒式を使っています。「太刀筋が見えなかった」と言って死んでいった者たちがいました。

相当な強さを持つようですが、現時点では未知数です。

ガユスに似ている。

ガユスに似ている(大事なことなので2回ry)。

ちなみにされ竜DDは2周目の世界であることが示唆されています。1週目は角川スニーカー文庫から出ていた話、とメタ的には取れますけれど……。

本当に1週目のガユスなんですかね? ミスリード(そう思わせて誤誘導させる展開のこと)っぽい気もしますけれど。

☆その他、強力な咒式士たち

○レメディウス博士

2巻に登場した天才博士・咒式士です。実力的には中位~上位の翼将くらいはあるんじゃないでしょうか?

主に数法系を操ります。

咒式学としては世界最先端を行っています。

クエロ(後述)に暗殺されたと思っていましたが『黒い球体』として復活の兆しあり。

脳だけになって復活した感じでしょうか?

○勇者ウォルロット

3、4巻に登場した、北方の小国ピエゾ最強の咒式士です。

魔杖剣『悲姫ジゼロ』(化学鋼成系の艦砲咒式などを放つ)、『思推せしオデオン』(いわゆる蛇腹剣。重力質量系の咒式を放つ)の二刀流で、その実力がガユスとギギナが2人がかりで挑んで完敗するほどでした。

艦砲咒式(戦艦大和の主砲である、46センチ砲を放つ咒式)に、質量を瞬間的に100倍にする『クレイオ・ス』で蛇腹剣を非常に重くするなどして古き巨人と渡りあいました。

ホーキング輻射(ふくしゃ)から取られている、マイクロブラックホールを生成して、熱エネルギー(=爆発)に変換する『ホー・キン』などの咒式もかっこよかったですねえ。

遠・中・近距離で隙のない、完成された咒式士でした。

○凶戦士ユラヴィカ

化学珪成系(水晶・ケイ素などを扱う)咒式を極めた晶珪士の青年にして戦闘を求めるあまり同族のドラッケン族を殺して追われることで、『戦いに困らなくなった』と喜ぶほどの男。

同じく戦闘狂のギギナでさえ、「ユラヴィカにはならぬ」と言っています。

屠竜刀ゾリューデを得物とし、全身の神経系を光ファイバーに置き換えることで絶大な反射神経を獲得しており、また関節技の達人でもあります。

1度ギギナとの決闘に敗北して死にかけますが、その力を見込んだヨ―カーンによって新たな翼将(アザルリ離反後の後がま)として向かえられますが、むしろヨ―カーンを殺害しようと付け狙っています(現在進行系)。

また殺人王ザッハド(後述)を、アンヘリオ(さらに後述)の手にしていたエミレオの書を使用することで撃破しています。

その姿は、本棚とか言われていたりいなかったり。

○アンヘリオ

『金剛石の殺人者』など、様々な異名を持つ殺人者です。

大量殺人鬼集団、『ザッハドの使徒』の1人と思われていましたが、本人は使徒の証明である『エミレオの書』を7冊、その家系の末裔であることから所有しているだけで使徒ではないと言っています。

当然、ザッハドを信奉しているわけでもなく敬意も持っていません。

魔杖剣を必要としない特異体質に加え、非常に高い知能、咒式士としての高い能力を持ち、またなによりも「人を含めた物事を全て風景としか認識できない」という思考形式の持ち主であることから文字通り金剛石(ダイヤモンド)のような弱点のない精神構造を獲得しています。

???「弱点がないのなら作ればいい」、それはさておきます。

当時世界最大の大財閥だったエミレーデ家の当主がヨナカンムン(ヨ―カーン)に作らせた『エミレオの書』は全部で99冊あり、現在はザッハドの使徒がその多数を(理由は不明ですが)所有しています。

以下、アンヘリオの所有する『エミレオの書(封印された異貌のものども)』です。

・大喰らいボラー(古き巨人の一種。手足のない紡錘形で、ありとあらゆるもの、咒式でさえ食料にしてしまう)

・寂寥のクインジー(突然変異体の異貌のものどもで、水素結合を分解する鎌を持った骨でできた死神のような存在)

・天秤のキヒーア(強力な再生咒式を使用する。蝶の羽根を持った美少女のような姿。ただし、使用には再生する存在と同族の供犠が必要。要するに、アンヘリオを治すためには殺人が必須)

・胎天使ニョルニョウム(呪詛咒式を多数の人数にかけることができる。銀色の肌をした胎児の姿で、蝙蝠の翼と蛇の尾を持つ)

・悪竜ホン・ロン(東方の紅い姿をした長命竜。最低でも1300歳級の怪物)

・ウゥグ・ロンナの門と鍵(鍵はザッハド、門は500メートルほどの大きさの伯爵級の大禍つ式。次元の壁を開くことが容易となり、禍つ式の世界を現世に持ち込める。現実の地球が舞台の浅井ラボさんの作品では地球に襲来し、大災害をもたらしています)

・審判のエルフェニス(他の使徒を殺害し、奪った8冊目。使徒の殺人数などを計算するなどができる模様。詳細不明)

○殺人王ザッハド

大規模咒式を使わず、過去1万人を殺害した『殺人王』。世界の敵に指定されています。

天才的な頭脳を持ち、十代で生物および咒式医学博士号を取得し、難病の治療薬で数十万から数百万人を救い、また天体物理学などでも大きな功績を残しています。

父の病院を受け継ぎ、戦争では83人の戦友を救出するかたわら、殺人を続けていたとのこと。

使徒からは祭り上られているだけで、本人は意に介してなさそうです。

とにかくアンヘリオ以上に思考回路が異常で、他の家族や家畜を惨殺したり、城塞ごと国境警備隊を殺したり、殺人が習慣だったり、衝動的だったり、数年間誰も殺さなかった時もあるそうです。

意思疎通が不可能な人間ですね。正しくは、本人も気づいていないだけで大禍つ式だったりしますが。

使用咒式は数法式法系第一階位『レイジ』(数式の刃を放つ。対ユラヴィカ戦では五指から10重発動していました)。

奥の手は超定理系第七階位『ラドゥ・エリ・エル』。

4次元の超立方体を3次元世界に持ち出す、理論だけとされている咒式です。

遊戯王のディメンション・マジックです(←どうでもいい)。

触れたもの全てを裏返す、絶対防御と絶対攻撃を兼ねた咒式ですが、発動時の一瞬の隙を突かれるなどをして(詳しい戦闘は14巻を参照してください)ユラヴィカに倒されました。

○雷嵐(らいらん)の女王クエロ

ガユスの元恋人の女性ですが、現在は『踊る夜』の計画を阻止すべく動いているもよう。蜂蜜(はちみつ)色の肌の美人。

2つ名の通り、電磁系咒式を得意とします。アザルリともほぼ単独で渡り合ったほどの猛者です。

核融合咒式すら防ぐ電磁障壁や、範囲を広げれば1都市を壊滅させられる雷撃を天から放つなどができ、踊る夜と敵対して生き残っています。

○白騎士ファスト(と大魔術師セガルカ)

オキツグと同じ人類最強の3人の1人です。21巻に登場。

世界最強国家、ラペトデス七都市同盟の七英雄の1人で、師は2000年前に救いの御子の聖十二使徒の1人だった大魔術師セガルカ。

2000年前から大魔術師セガルカも協力した『最高の人類を作る』ことを目的としたファステア家が生んだ怪物です。

資質、現在は遺伝子のみで選抜された人間をかけ合わせた一族で、白騎士は現在のファストで4代目。

頭脳と精神、肉体と技術が現生人類の最高到達地点、だそうです。

ちなみにセガルカは核弾頭咒式や気化燃料爆弾咒式を開発し、戦場を地獄に変えてきた存在、大賢者ヨ―カーンに比肩する大咒式士とのこと。

主な装備(おそらくは全てセガルカ製)は、

聖剣正しきラズカリィ
君主の鎧
破邪の盾
天の兜
銀嶺の籠手
守護の首飾り
蜃気楼の背外套
覇王の指輪

うん、なんかチート感が漂っていますね。

破邪の盾はありとあらゆる咒式を吸収反射します。ただの一度も例外はないとのこと(ヨ―カーンの天敵)。

君主の鎧はありとあらゆる敵の咒式効果を量子分解します。形状も変化し、ファストの動き妨げません。さらには身体強化に感覚強化、なによりも戦闘をするたびに成長し強くなるとのことです(具体的にどう強くなるかはいまいちわからず終いでしたが、とりあえず強くなってました)。

天の兜は(人工)衛星とリンクして、敵を完全に察知します。未来位置予測も可能だそうです。

聖剣正しきラズカリィは『宙界の瞳』を動力源とした咒式具で、(小)宇宙の爆誕時のエネルギー(10兆度、超光子1つで小型の原子爆弾並のエネルギー)をそのまま鞘の内部に閉じ込める、超定理系超階位『ティー・アー・マトン』(映画『君の名は』にティアマト彗星(すいせい)とか出ていましたね)の咒式が使用できるようになります。

心身に非常に負担がかかるため約15分までしか戦えませんが、その力は『15分伝説(15分以内で全ての敵軍や異貌のものどもを退けてきた)』と語り継(つ)がれるほどでした。

時間切れの後に、最強の龍の一撃を受け(その場の全員を守る形で)、死亡します。

最期まで優しく勇敢な、作品に示された通り『太陽(と流星)の長子』のような存在でした。

ここまで来るとどうでもいいですが、書い人の拙作(せっさく)小説『チートで無双で最強職!?』の剣士キャラが似たような魔法剣術を使います。

白状します。かっこよすぎたのでパクりました。

○ミルメオン

オキツグ、ファストに連なる、人類最強の攻性咒式士です。つまり、国家に属さない在野の咒式士です。

作中では『救いの御子』にも例えられていましたが、同じ師匠を持つ(弟弟子?)ギギナからは悪竜のような男、などと言われています。

世間では「救世主」、「覚者」、「人類の希望」、「人類の進化を終わらせるもの」などと呼ばれているそうです。実際に戦ったイルソミナスからすると、それでも過小評価だとのことです。

相手の脳を精査する、読心咒式(タネは違うかもしれませんが)を使用したり、回避できないはずのイルソミナスの膨大な髪の毛による攻撃をいともたやすく潜り抜けたりしています(神回避? むしろ髪か←どうでもええわ)。

世界の敵ですら戦いを避けるほどの、あまりにも莫大な咒力を持ち、超高度な咒式を軽々と扱っているようです。

30万人を自らの手で殺害し、小国3つを事実上消滅(原文ママ)させています。3000万人は消えているとのこと(20巻のサブタイトルの由来にもなっています)。

咒式効果や存在を消失、というか『謎の異世界』に放り込むことができるらしく、どういう咒式かはされ竜世界でもわかっていません。

作家ラボさんのとっておきなんでしょうかね?

書い人にも完全に謎です。たまにミルメオンが寝ているときの夢に出てきます。「咒式の中身が判明したぞ!」的な夢なんですが、思い出せば出すほど意味不明な夢です。

とりあえず1万歳を(はるかに?)超えた龍(ゲ・ウヌラクノギア)よりはまだ弱い模様です(あちらは人類の総合力を個で上回るとか書かれていました。でも、龍皇国はそんな龍の1体、黄金龍ガ・フーイを封印しているんだよな……)。

人生で2回だけ負けているとのこと。多分、咒式のタネを見抜かれた?

本編1巻はこちらからどうぞ!↓